合格は運!?国家試験の難しさはばらつきが大きい。2019年を振り返る。

2020/07/03


作業療法科4年生はただいま学内実習中です。(学内実習のVLOGはコチラ

 

上の写真は去年のものですけど、就活もボチボチ始まってます。(就活についてゆるく書いた去年の記事

実習が終わると国家試験の対策期間に入るのですが、その前に2019年の国家試験を振り返ってみます。

合格者1000人増!!2019年受験生はラッキー?

全国の合格率、2018年71%→2019年87%

それぞれ6000人が受験して、合格者人数に1000人の差が出ました。

確かに2019年は簡単でした。

同じ問題をひと通り解いてみましたが、2018年に比べて初見プレイ(過去問になく、初めて見る問題をこう呼んでます)が少なく、素直な問題が多かったです。

毎年国家試験の合格率が発表されるたびに、今年は簡単だった、難しかった、運が良かったね、運が悪かった、1年ずれていれば・・・という話になりますが、2018年度に落ちた人からすると、いろいろ愚痴りたくなるのはわかります。

 

そもそも国家試験はバラツキが大きい。

グラフにすると改めて2018年はエグいですね。

でも、試験を作る側の立場を想像すると、ばらつきが出るのはしょうがないなとなります。

学校の対応としては「ばらつきが出ることを前提に準備をする」が正解だと思います。

過去5年間の合格率の推移を見てほしいのですが、試験の難易度に左右されずに、90%ラインを超えつづけることは可能なのです。

もちろん受験生は人間なので、その日の体調や心理状態の影響もあって、常に100%とは行きません。

それでもきちんと準備をしたという下地があれば、翌年高い確率で合格できると思います。

実際、研究生制度(国家試験不合格だった場合、希望者は当校で国家試験勉強を続けることができる制度)を利用した当校の学生は、2015年以降全員合格しています。

難易度に影響されない勉強とは

国家試験は基礎100問、専門100問、合計200問で構成され、5時間20分で解くことになります。

基礎は1問1点、合計100点。

専門は1点問題と3点問題があり、合計180点。

パッと見、180点の方に力を入れたほうが効率が良さそうですが、ここがポイントです。

基礎は毎年難易度がそれほど変わりません。初見プレイも少ないです。基礎ですからね。人間の臓器の位置が変わることはありませんし、骨の数が増えることもありません。

一方で、専門分野は、科学や医療の発展、社会情勢の変化にともなって、新しいリハビリの方法、新しい考え方が生まれてきます。

私が学生の頃、半側空間無視に対するプリズム療法というのは習いませんでしたし、医療現場にいたころにMTDLPというマネジメントツールはありませんでした。

今では当たり前のように試験に出されます。

現場で新しいことが始まったら学校もそれに対応します。しかし、それが国家試験で出題されるのか、その場合どのようなことが聞かれるか、予想が難しい。準備しても初見プレイになります。

こう考えると、問題の難易度が安定している基礎の100点を地道に積み重ねていくことが重要であることがわかります。

近道せずに、基礎をしっかり固めましょう。専門問題の理解に繋がりますしね。