言語聴覚科

  • 3年課程
  • 男・女
  • 定員40名
  • 宮城県知事指定「言語聴覚士」養成校

理学療法科・作業療法科・歯科衛生科が揃う
多職種連携を学べる環境!

リハビリテーション3学科と歯科衛生科が揃う仙台総合医療大学校では、学科を越えて交流し、さまざまな専門職の役割について理解する機会を設ける多職種連携教育を実施しています。このような環境で学べることは、これからの未来に必要とされる「チーム医療」につながる大きなメリットです。

言語聴覚科3つのポイント

言語聴覚士は、事故や病気・発達上の問題などにより、ことばによるコミュニケーションや摂食嚥下に悩みや障がいを抱えた方々の日常生活をお手伝いし、全力でサポートする専門職です。
一言で“ことばによるコミュニケーションの問題”と言っても、失語症・高次脳機能障害・構音障害・聴覚障害・ことばの発達の遅れ・声や発音の障害・吃音など多岐にわたり、対象とする年齢も幼児から高齢者まで幅広い年齢層からのニーズがあります。

活躍する職場

  • 総合病院
  • リハビリテーション
    病院
  • クリニック
  • 介護老人保健施設
  • 通所
    リハビリテーション
  • 児童発達支援センター
  • 障害者福祉センター
  • 放課後等デイサービス
  • 特別支援学校 など

言語聴覚士とは

子どもの発達期を支援する専門職種として

仙台エコー医療療育
センター
歯科医師吉田 由里子 様

社会情勢の変化により、子どもを取り巻く生活環境は大きく変化しています。しかし特に早期介入が必要な言葉や食べ方の分野を専門とする言語聴覚士が充足しているとは言い難く、人がかかわりを持って行う職種として需要が高まっています。

あらゆる地域や現場での 活躍が期待されている

公益社団法人
宮城県栄養士会会長
管理栄養士片倉 成子 様

世界に前例のない早さで超高齢社会を迎えた日本にとって多職種連携なくして高齢者の健康を守ることはできません。管理栄養士の一人として言語聴覚士の方との連携は大変重要です。あらゆる地域・現場で活躍できるよう期待しています。

段階的にじっくり学べる

2024年4月開講の本学科はキレイ&最新の施設設備が特徴! 充実の環境で時代に求められている言語聴覚士を育成します!

カリキュラム

音声機能、言語機能または聴覚に障がいのある方に対し、機能の維持・向上を図るため、検査・評価を実施し、必要に応じて訓練、指導、助言、その他の援助を行う資格です。

主な仕事内容

  • 脳疾患などによる言語障害に対する訓練
  • 食べること、飲みこむことに問題がある方々への訓練や指導
  • ことばの遅れや発音がはっきりしない子どもへの発達支援
  • 補聴器や人工内耳の調整

学ぶ科目

1年次 2年次 3年次
基礎分野
  • 現代表現
  • 医療倫理
  • 心理学
  • 教育学
  • 基礎生物物理
  • 統計学
  • 英語Ⅰ・Ⅱ
  • 保健体育Ⅰ

  • 英語Ⅲ・Ⅳ
  • 保健体育Ⅱ
専門基礎分野
  • 医学総論
  • 解剖学
  • 生理学
  • 病理学
  • 耳鼻咽喉科学
  • 生涯発達心理学
  • 呼吸・発声・発語系の構造・機能・病態
  • 聴覚系の構造・機能・病態
  • 神経系の構造・機能・病態
  • 社会保障制度
  • リハビリテーション概論
  • 学習心理学
  • 言語学Ⅰ
  • 音声学Ⅰ
  • 音響学
  • 言語発達学

  • 内科学
  • 小児科学
  • 精神医学
  • 臨床神経学
  • 歯科口腔外科学
  • リハビリテーション医学
  • 臨床心理学
  • 認知心理学
  • 心理測定法
  • 言語学Ⅱ
  • 音声学Ⅱ
  • 聴覚心理学

  • 形成外科学
  • 関係法規
専門分野
  • 言語聴覚障害概論Ⅰ
  • 失語症Ⅰ
  • 失語症Ⅳ
  • 高次脳機能障害Ⅰ
  • 言語発達障害Ⅰ
  • 言語発達障害Ⅱ
  • 運動障害性構音障害Ⅰ
  • 摂食嚥下障害Ⅰ
  • 聴覚障害Ⅰ
  • 聴覚検査法Ⅰ
  • 臨床実習Ⅰ(1週間)
  • 言語聴覚障害概論Ⅱ
  • 言語聴覚障害診断学Ⅰ
  • 失語症Ⅱ
  • 高次脳機能障害Ⅱ
  • 言語発達障害Ⅲ
  • 言語発達障害Ⅳ
  • 脳性麻痺
  • 運動障害性構音障害Ⅱ
  • 器質性構音障害
  • 機能性構音障害
  • 摂食嚥下障害Ⅱ
  • 吃音
  • 聴覚障害Ⅱ
  • 聴覚検査法Ⅱ
  • 臨床実習Ⅱ(4週間)
  • 言語聴覚障害診断学Ⅱ
  • 失語症Ⅲ
  • 高次脳機能障害Ⅲ
  • 言語発達障害Ⅴ
  • 音声障害
  • 運動障害性構音障害Ⅲ
  • 摂食嚥下障害Ⅲ
  • 聴覚障害Ⅲ
  • 補聴器・人工内耳
  • 臨床実習Ⅲ(8週間)
選択必修分野
  • コミュニケーション技能論
  • 認知症のリハビリテーション
  • 言語聴覚障害特論
  • 地域言語聴覚療法学
  • 臨床神経学(画像読影)
  • 解剖学実習
  • 介護技術論
  • 口腔衛生論

1週間の時間割例

1年前期

  時間 Mon Tue Wed Thu Fri
1 9:00-
9:50
    現代表現   英語Ⅰ
2 10:00-10:50 音響学 医療倫理 心理学
3 11:00-11:50 言語学Ⅰ 言語発達学
   
4 12:40-13:30   聴覚障害Ⅰ 言語学Ⅰ   言語発達学
5 13:40-14:30 リハビリテーション
概論
解剖学 言語聴覚
障害概論
呼吸・発声・発語系の構造・機能・病態
6 14:40-15:30  
7 15:40-16:30 運動障害性
構音障害Ⅰ
失語症Ⅰ 耳鼻咽喉
科学
医学総論 高次脳機能
障害学Ⅰ
8 16:40-17:30

2年前期

  時間 Mon Tue Wed Thu Fri
1 9:00-
9:50
  精神医学 音声学Ⅱ リハビリテーション
医学
言語
発達障害Ⅲ
2 10:00-10:50 脳性麻痺
3 11:00-11:50 言語聴覚
障害特論
  聴覚
検査法Ⅱ
聴覚心理学
   
4 12:40-13:30 運動障害性
構音障害Ⅱ
  摂食嚥下
障害Ⅱ
聴覚
検査法Ⅱ
聴覚心理学
5 13:40-14:30 高次脳機能
障害学Ⅱ
保健体育Ⅱ 英語Ⅲ
6 14:40-15:30 小児科学 内科学
7 15:40-16:30 言語聴覚
障害診断学Ⅰ
  失語症Ⅱ
8 16:40-17:30    

音声障害

「声」を出す過程と「声」が出にくくなった方への評価・訓練法を学びます。

摂食嚥下障害

食べたり、飲み込んだりすることの仕組みとその障がいについて学びます。

聴覚検査法

さまざまな聴覚検査を正しく扱えるようになるために、実際に機械に触れながら検査法を身につけます。

言語発達障害

ことばの遅れを伴う発達障害について理解し、評価・訓練法を学びます。

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現代表現

言語聴覚士に必要な文書の書き方の基本を学びます。

聴覚系の構造・機能・病態

「聴こえ」に関する部位の名称や働き等について学びます。

解剖学

人体を構成する筋や骨等について学びます。

歯科口腔外科学

口腔器官の疾患や外科的治療法について学びます。

言語学

言葉の構造や変遷、分布等を学びます。

言語聴覚障害概論

言語聴覚士が対象とする疾患や障がいについての大枠を学びます。

失語症

脳疾患等により生じる言語障害について学びます。

運動障害性構音障害

発声発語器官の麻痺によって生じる「話し言葉」の障がいについて学びます。

言語聴覚士小坂井 秀行 先生

言語聴覚障害学 概論
摂食嚥下障害
聴覚障害 など

言語聴覚士熊谷 美緒 先生

言語発達学
言語発達障害
脳性麻痺 など

歯科医師眞桺 みゆき 先生

歯科口腔外科学
口腔衛生論 など

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