作業療法科

厚生労働大臣指定「作業療法士」養成校

リハビリテーション教育評価機構による評価認定施設

4年課程 男・女 40名

第56回 作業療法士国家試験(2020年度)

現役合格率100(令和3年3月23日 発表)

作業療法科学科説明動画

作業療法科の特長

  • Point1
    医療人として必要な
    基礎知識を身につける

    人体の構造(解剖学)、働き(生理学)、動き(運動学)を基礎に、社会を取り巻く状況(保健・福祉)を学ぶことで、作業療法の対象となる乳児から高齢者までしっかり対応できる力を養います。

  • Point2
    現場での実践力を養う
    充実のカリキュラム

    カリキュラムは、作業療法の専門科目を中心に、基礎から専門の順に学ぶ構成です。また、臨床実習は、段階的に構成され、対象者さまに寄り添う力を身につけます。

  • Point3
    地域医療・福祉の中で
    活躍できる力を育む

    作業療法の現場は、病院・施設から通所・訪問リハビリテーションなど地域へと拡大しています。地域で生活する障がいのある方の生活全般を、関係職種と連携し、家族とともに支えることができる作業療法士を目指します。

作業療法士をめざす

作業療法士資格合格率

本校
100%
全国
81.3%

(令和2年度)

就職率

活躍する職場

  • 一般病院
  • 精神医院
  • リハビリテーションセンター
  • 介護老人保健施設
  • 特別養護老人ホーム
  • 通所・訪問リハビリテーション事業所
  • 児童福祉施設
  • 行政機関
  • 教育・研究機関 など

就職実績

4年制のメリット

高度専門士の称号を取得できます

作業療法科は卒業と同時に「高度専門士」の称号が与えられます。「高度専門士」は、一定の要件を満たした4年制専修学校の専門課程を卒業した学生に対して与えられる称号で、4年制大学卒業と同等とみなされ、「大学院」入学資格が得られます。

経験豊富な教員紹介

将来像をしっかりと
イメージしながら
夢に向かっていけるよう
指導しています。

小笠原 祥太先生
担当教科 神経難病作業療法 高次脳機能障害作業療法学 など

決して教えっぱなしにはしません。今学んでいることが実践でどう活かされるのか、学生一人ひとりがしっかりとイメージできるような授業や指導を心がけています。学年を越えた交流が活発で、アットホームな雰囲気にあふれる本校・作業療法科で、あなたの夢をつかんでください。

興味を持って取り組めるよう
多彩な工夫を
駆使しています。

相澤 祐一先生
担当教科 精神障害の作業療法Ⅰ 基礎作業療法学研究法 など

授業の内容を理解することはもとより、興味を持って取り組めるよう映像や実技、グループワーク、そして時には雑談など、さまざまな方法を駆使して授業を行っています。作業療法士は、専門性だけではなく自分自身の生活や経験が活かせる職業です。私たちが全力でサポートします!

学ぶ科目

1年次 2年次 3年次 4年次
基礎分野
  • 心理学
  • 生物学
  • 医学英語
  • 情報処理
  • 保健体育演習
  • コミュニケーション論

  • 人間関係論
  • チームワーク論
専門基礎分野
  • 解剖学Ⅰ
  • 解剖学実習
  • 生理学
  • 生理学実習
  • 運動学
  • 人間発達
  • 医学概論
  • 病理学
  • 臨床心理学
  • 公衆衛生学
  • 社会福祉学概論
  • リハビリテーション概論

  • 体表解剖学
  • 運動学実習
  • 臨床運動学
  • リハビリテーション医学
  • 内科学/老年学
  • 整形外科学
  • 神経内科学
  • 精神医学
  • 小児科学
  • 薬理学
  • 言語聴覚概論

  • 解剖学Ⅱ
  • 栄養学
  • 地域包括ケアシステム論
専門分野
  • 作業療法概論
  • 基礎作業学
  • 作業療法技法Ⅰ
  • 作業療法技法Ⅱ
  • 地域作業療法学Ⅰ
  • 生活環境学
  • 日常生活活動学
  • 作業分析学
  • 身体障害作業療法評価学Ⅰ
  • 身体障害作業療法評価学Ⅰ(演習)
  • 身体障害作業療法評価学Ⅱ
  • 身体障害作業療法評価学Ⅱ(演習)
  • 発達障害作業療法評価学
  • 精神障害作業療法評価学
  • 義肢装具学
    運動器障害作業治療学Ⅰ
  • 中枢神経障害作業治療学Ⅰ
  • 内部障害作業治療学
  • 神経難病障害作業治療学Ⅰ
  • 精神障害作業治療学Ⅰ
  • 高次脳機能障害作業治療学Ⅰ
  • 地域作業療法学Ⅱ
  • 臨床見学実習(3週間)

  • 生活行為向上マネジメント論
  • 臨床実習前後評価演習
  • 運動器障害作業治療学Ⅱ
  • 中枢神経障害作業治療学Ⅱ
  • 神経難病障害作業治療学Ⅱ
  • 老年期障害作業治療学
  • 発達障害作業治療学
  • 精神障害作業治療学Ⅱ
  • 高次脳機能障害作業治療学Ⅱ
  • 臨床評価実習(5週間)
  • 総合臨床実習Ⅰ(9週間)
  • 基礎作業療法学研究法
  • 作業療法職場管理学
  • 作業療法職業倫理学
  • 作業療法画像評価学
  • 作業療法基礎医学特論
  • 作業療法臨床医学特論
  • 作業療法障害別治療学特論Ⅰ
  • 作業療法障害別治療学特論Ⅱ
  • 地域作業療法学Ⅲ
  • 地域作業療法学Ⅳ
  • 総合臨床実習Ⅱ(9週間)

時間割例

1年後期
  時間 mon tue wed thu fri
1 9:00-9:50 リハビリテーション
概論
地域作業
療法学Ⅰ
生理学 生理学実習 コミュニケーション論
2 10:00-10:50 情報処理
3 11:00-11:50 日常生活
活動学
医学英語 運動学 保健体育
演習
   
4 12:40-13:30 日常生活
活動学
医学英語 運動学   保健体育
演習
5 13:40-14:30   解剖学Ⅰ 生活環境学  
6 14:40-15:30 病理学   臨床心理学 公衆衛生学
7 15:40-16:30
8 16:40-17:30      
2年後期
  時間 mon tue wed thu fri
1 9:00-9:50 臨床運動学 内部障害
作業治療学
身体障害
作業療法
評価学Ⅰ
演習
作業分析学 精神障害
作業治療学Ⅰ
2 10:00-10:50
3 11:00-11:50 精神医学 薬理学   人間関係論  
   
4 12:40-13:30 精神医学 薬理学 言語聴覚
概論
身体障害
作業療法
評価学Ⅱ
演習
小児科学
5 13:40-14:30 高次脳機能
障害作業
治療学Ⅰ
中枢神経
障害作業
治療学Ⅰ
神経内科学
6 14:40-15:30 義肢装具学 運動器
障害作業
治療学Ⅰ
   
7 15:40-16:30   神経難病
障害作業
治療学Ⅰ
整形外科学  
8 16:40-17:30  

国家試験受験・就職までの流れ

カリキュラム紹介

日常生活活動学

身体技能にどの程度の問題が生じているか正確に把握するため、検査器具を使用して検査・測定の練習をしていきます。

中枢神経障害作業治療学 Ⅰ

趣味・余暇活動、仕事、遊びなどに関連するさまざまな作業活動を用いて、身体だけでなく、心の治療も学びます。

解剖学Ⅰ

精密な人体模型やパーツごとに分かれた骨などを使用。人体の仕組みを通して基礎医学について学びます。

作業療法評価学Ⅰ(身体機能系)

作業療法で用いられる評価の目的・方法、用いられる疾患について学びます。

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作業分析学

障がいのある場合の動きを模擬体験し、観察方法を学ぶ授業です。

運動学

運動器(筋骨格系、神経系)の基本構造と機能を学びます。

地域作業療法学 I

住み慣れた地域で、その人らしい生活が送れるように在宅支援について学びます。

コミュニケーション論

良好な人間関係を構築するためのスキルを学びます。

高次脳機能障害作業療法治療学 I

脳卒中や頭部外傷などで見られる高次脳機能障害について学びます。

神経難病作業療法治療学 I

神経難病に対する作業療法について評価を中心に学びます。

精神障害作業療法評価学

面接・観察、検査などから精神機能、認知機能の評価の過程を学びます。

発達障害作業治療学

子どもの発達段階や各段階に応じた特徴とかかわり方を学びます。

校内演習を通して

心身機能や日常生活動作能力を環境に合わせて、適応させることの重要性を理解することができました。

菅原 千桜さん
作業療法科1年
岩手県 専修大学北上高等学校 出身

確かめることで自信に 校内演習

手が動かなくなったり、力が弱くなったり、関節が硬く固まってしまうことにより、食事が上手に行えなくなってしまいます。訓練や道具の使用にて自立を目指します。

実習のポイント!

  • 麻痺の程度を把握する
  • 関節の動く範囲を理解する
  • 筋力を検査する

校内演習で得た知識や技術を
臨床実習につなげる

実践力と応用力を
身につける 臨床実習

脳卒中後のリハビリテーション

退院後の生活支援に向けて、道具や環境の整備を行い、訓練法の実践を身につけます。

実習のポイント!

  • 食事姿勢の観察を行う
  • 食物を口まで運ぶ手の機能を理解する
  • 机や椅子や食器など環境調整に目を向ける

在校生インタビュー

国家試験に向けて笹原 聖希さん

作業療法科 4年
青森県 八戸聖ウルスラ学院高等学校 出身

対象者さまの気持ちに寄り添える
作業療法士として地域に貢献したい。

作業療法科では、4年間じっくりと時間をかけて、人体の基礎から作業療法の専門知識まで学ぶことができます。技術の習得に特化した実践的なカリキュラムや、とても丁寧でレベルの高い指導を受けられるのも大きな魅力です。臨床の現場で必要となる人間力もしっかりと養えます。

就職活動について佐藤 彩菜さん

作業療法科 4年
秋田県金足農業高等学校出身
社会福祉法人 神奈川リハビリテーション事業団
神奈川リハビリテーション病院 内定

自信をもって就職活動に臨めたのは、
先生方の丁寧なアドバイスのおかげです。

履歴書の内容や面接の質問に対する準備はもちろんですが、企業の担当の方に好印象を持っていただくための所作や表情にも心を配りました。先生方に自分では気づきにくいことなども丁寧にアドバイスしていただけたことで、自信をもって就職活動に臨むことができました。就職先でも学ぶ気持ちを忘れず、努力を続けていきます。

活躍する卒業生

作業療法士は患者さまの
“こころ”もサポートできる。
在学中の学びが、
今も礎になっています。

脳卒中や整形疾患を発症された患者さまのリハビリを行っています。作業療法士は身体だけではなく心の内面もサポートできる職種です。そのため患者さまとの信頼関係も欠かせません。在学中の学びを通して養った患者さまのモチベーションを引き出す力を活かして、日々試行錯誤しながら取り組んでいます。

作業療法士
田口 唯さん

作業療法科2020年度卒業
秋田県 由利高等学校出身
勤務先/[宮城県]
医療法人 啓仁会 石巻ロイヤル病院

活躍する卒業生たち

  • 芳賀 浩太郎さん

    作業療法科 2017年度卒業
    宮城県 東陵高等学校 出身

    勤務先/[宮城県]
    (医)啓仁会
    石巻ロイヤル病院

  • 工藤 広人さん

    作業療法科 2018年度卒業
    山形県 寒河江工業高等学校 出身

    勤務先/ [宮城県]
    (公財)宮城厚生協会
    坂総合病院

  • 工藤 栞音さん

    作業療法科 2018年度卒業
    山形県 鶴岡中央高等学校 出身

    勤務先/[山形県]
    (一社)鶴岡地区医師会 鶴岡市立
    湯田川温泉リハビリテーション病院

  • 青木 宝奈さん

    作業療法科 2019年度卒業
    宮城県 多賀城高等学校 出身

    勤務先/[東京都]
    (医)明芳会
    葛飾ロイヤルケアセンター

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