☆かわちい手づくり☆

2023/08/26


言語聴覚士は患者様に訓練をおこなう際、訓練教材を手作りすることがあります。

特に小児領域でお子さんに訓練するときには、楽しく飽きずに取り組めるような工夫が必要となります。私が仕事をする上でのモットーは、「かわいく」「たのしく」「心がほっこり」!!

 

訓練したいのに、お子さんに「楽しくない!」「行きたくない!」「帰りたいっ!!」と言われてしまったら、THE END…(T_T)ですからね。

そのお子さんが好きなもの、例えば車・恐竜・昆虫・キャラクター等を使った教材を使用したり、手の発達段階に応じて「つまむ」・「重ねる」・「貼る」等の要素も取り入れたりしながら課題を設定します。

 

いくつか手作りした教材を紹介しますね。

(↓)ペットボトルキャップをキレイに洗って乾かして、使いました。

これは、絵合わせ。

「ぞうさん、どこかな~?」同じ絵柄のマスを探します。

これは、色合わせ。

「赤の仲間は、どれかな~?」

から

「赤い乗り物は、どれかな~?」「黒い乗り物はどれかな~?」にも展開できますね。

文字に興味が湧いてきて、ひらがなを覚え始めたお子さんでは、

「犬の“い”はどこかな~?」と聞いて、絵の頭文字が書かれたマスを探します。

これは、ひらがなの文字合わせ。

「同じ文字は、どこかな~?ヨーイドンッ!!」

絵カードと組み合わせて、単語を作ったりもできます。

この他にも、キャップを2個組み合わせて鈴を入れてマラカスにしたり、数のお勉強にも使えます。

ペットボルトキャップは、とっても万能なんですよね~~~☆(*^^)vキラーン

 

それから、それから

男の子も女の子も、みんな大好きシール貼り。

まず、プリントの〇を埋めます。〇の中は、言語聴覚士が書いたり、丸シールに文字を書いて使ったり、お子さん本人に書いてもらったりと、お子さんに合わせます。

そして、特定の文字を探します。

「“あ”は、どこにあるかな~?最初かな?真ん中かな?お尻かな?」

「“あ”のところにシールを貼ってみよう!」

テロテロのシールが好きな子、プクプクシールが好きな子。いろんなお子さんがいるので、シールの大きさや材質、キャラクターもお子さんに合わせて選択していました。

たまに、私好みのシールになることもあったりなかったり、、、(;^з^)~♪(口笛)

 

とまあ、こんな感じで、言語聴覚士は手作りの訓練教材を使って訓練をすることがあります。

アイディアや手先の器用さも言語聴覚士に必要な素質のひとつかもしれませんね。