福島GameJam2015仙台サテライトを本校で開催


梅雨があけて暑いです、ゲームクリエイター科の志村です、今日も読んでくれてありがとうございます、志村とっても嬉しいです。

さて今回は、「福島GameJam2015」の仙台サテライトを本校で開催する!というお知らせです。

FGJ2015_satalite_Logo↑をクリックすると申し込みページです。オープンキャンパスと併催します。

福島GameJamとは

この「福島GameJam」は、IT(情報技術)を通じて東日本大震災からの復興を目指し、NPO法人IGDA日本(国際ゲーム開発者協会日本)が2011年夏から毎年開催しています。
メイン会場を福島に、東北地域をはじめ、国内・海外のサテライト会場があります。

そして、GameJam(ゲームジャム)とは、集まった人たちによる即興のチームで、2日間でゲームを開発するイベントです。本体のイベントは福島県で開催され、連携した各国・各地で設けられたサテライト会場も同時に開催されます。仙台サテライトを本校が主体で運営し、本校外の人たちも参加できる形で運営します。みんなで楽しく盛り上がろう!

 

と言ってもピンと来ない方も居るので、少し解説しましょう。

ゲームジャムって何?

基本的な仕組み

「ゲームジャム」とは、参加者を募り、その人達による制作チームを編成し、会期中にソフトウエアを開発し完成させるものです。近年の潮流にあるIT系の開発イベントである「ハッカソン」・「アイデアソン」のゲーム開発に特化したものととらえると分かりやすいと思います。

参加によって体験的に得られるもの

通常の開発環境と違うため、多様な収穫があります。

プロジェクトの完遂を前提としたスケジューリング

会期が短く、通常のソフトウエア開発より目的の明確化と取捨選択、無駄のない工程の構築が求められます。実際の企業などでの開発よりもタイトになりますが、「完成させる」ことが大目的で在ることが重要となります。学生などのアマチュアが制作する場合、安易なスケジュールで後半に頓挫することが多く見受けられ、それに対してどう対応すればいいかを体験的に学習が可能になります。

混成チームによるコミュニケーションの実践

編成チームは参加者の意志には関係なくほぼ初対面の人も含めて編成されるため、チーム内でのコミュニケーション能力が必須になります。どうすればコミュニケーションがとれるか、グループ制作でどういった情報の共有が必要かを考えながら構築します。

自己のスキルの確認

制作するにあたり、自分の何が役に立つか、何が足りないのかを自覚する確認することが可能です。そして、他者からの評価が得られることで、自信にもつながります。

学生にはここがいい!ゲームジャムの効果

実践的に「完成させるまで制作する」という、企業で従事した場合の工程を確認、体験することを通じて、以下の点での効果を見込んでいます。

体験から直接的に得られること

ここまでできた!完成までの全工程で判るスキルの確認と達成感

学生には、自己の制作などで未だ「きっちり限界まで作りこんで完成したゲーム」を有していない人にやってもらいたい。「完成させる」という工程を最後まで体験し、スケジュール管理や制作する内容を検討する上で役に立つスキルが身につきます。また、完成するまでの苦難とそのあとに得られる達成感を味わうことで、今後の制作への意欲が増し、就職して制作する目標が明確になりますよ。

人見知りさんいらっしゃい! やれば出来るぞコミュニケーション

あまり他者との連携を好まない学生も居ますが、コミュニケーションが制作で必要とされるためにやりとりすることで自信がつきます。また、「制作にはコミュニケーション能力が必要である」ことが理解され、それが企業から求められている所以が確認できます。

「なかなかやりますねっ」他者の能力を確認してしまう
同じチームのメンバーに社会人などの開発経験者がいると、その能力がどういったもので、それが成果に結びつくのを見ることで、開発になにが求められているかが確認出来ます。負けを認めて終わりじゃない!自分の能力で何が役立つか、何が足りないのかを確認し、今後の学習の指針にしていこう。

 IT系コミュニティへの参加

開発者がチームになることで社会人も含めた校外のネットワークが出来上がり、社会人と交流することで自分の就業するイメージを具体的にし、また、ここから採用する企業との交流を図ることもあります。

 

全体的に考えると

超短期の就業体験

ゲームジャムは、以下の定義が出来ます。
学生は、「ゲームが好きだが作ったことがない」という者が多いですが、インターネット上で作ることは簡単になっていますが、作っていません。そうした意識のため、実際に就職に関する意識が低いままの者が多数です。そうした学生に、「実際に作って完成させる」ことをほぼ業務と同じ体験することで、今後の学習に対する意欲の向上を見込んでいます。

さあやって損はないですよ!高校生ももちろん参加は可能です、
欲しいものは創りたい意欲です、申し込みをお待ちしています。
FGJ2015_satalite_Logo参加に不安がある方は、簡単なワークショップを本校のオープンキャンパスで受講すると、イメージが湧くと思います。また、見学だけしてみたい、というかたもオープンキャンパスのバスも利用できますので、是非どうぞ。

オープンキャンパス予約ページ

 

 

ゲーム科::志村

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