地形作成ツールの操作


 


地形作成ツール terrain の操作
terrain は、ペイント操作で、地形の高低づけとテクスチャマッピング、木、草、花や岩の配置を簡単に行えるツールです。SOFTIMAGEで言えば、同名のterrain(地形)シェーダとプッシュペイントツールに当たりますが、よりゲームに便利な機能満載で、塗って楽しいツールです。

terrain_menu

地形作成ツールの呼び出し

terrain_inspector

terrain(地形作成ツール)

1.2つの留意点~制作の前に~
1)モバイルCGには使えないと思うこと
まず、押さえておかなければならないのは、現在のところこの地形作成ツール(Terrain Tool )は、Android,iphon,ipadなどのモバイル端末系では(ほぼ)動作しないことでしょう。重い処理なのです。結局現在のどのゲーム開発環境を使おうが、このよなうな地形作成の方法で作る3DCGの地形表現は、モバイルCGには向かないことを承知しておきましょう。
2)リアルタイムな描画のためのゲームエンジン的なCG初期設定がなされている以下の2点を知っておくこと
LODが有効:初期設定でLODが有効になっているせいて、カメラからの距離るによって細部の見え方がかなり異なります。カメラからある程度遠いときはビルボード(描き割りの絵)で、近い時は詳細な立体として自動的に切り替えられて描画されるのです。
ライトマップの作成を念頭に
テクスチャの数に制限はないようですが、それらが頂点カラーによるマスク合成がなさて表示される以上、数が多ければ描画が遅くなると思います。ライティングによる陰影表現の負荷も合わさりますから、ライトマップに焼き付けての使用を考えるべきでしょう。

 

2.操作の概要

1)地形作成ツールterrainについては、公式マニュアルの 崇城大・和泉研究室様の日本語訳があり、これで操作の概要はよくわかると思いますから、一読しましょう。

2)その他、この手の操作を初めて行う方に参考になりそうな、操作の概要のチュートリアル動画を紹介しておきます。日本語ではありませんがかなりわかると思います。

cannedmushrooms さんの「0019 Unity (Terrain) 」クラッシュして途中で終わっていますが最初に見るチュートリアルとして分かりやすいでしょう。

 

Unity Tutoral Part 03: Terrain Part-1  長めですが一通りの操作を全部2本の動画で見せてくれます。

 

 

Unity Tutoral Part 03: Terrain Part-2

 

3.デザイナーがカスタマイズできる部分について
1)自作の地形のテクスチャの読み込み (もちろんリピート処理をしてください)
2)自作の木 
条件は以下の通り
・ユーザーズマニュアルによると、地形作成ツールで自作の木が使えますが、ポリゴン数について2000ポリゴン程度までが推奨されています。

 

・また木のマテリアルはかならずABの2種類とすることになっています。
3)treeメイカーもある
CGデザイン専攻のみなさんは、3Dアプリで以下の操作と理屈を復習しておくと、unityのCG操作の理解が深まると思います。
・ディスプレイスメントマップ(のペイント)による地形の高低づけ操作
・(リピートテクスチャの)マルチテクスチャマッピングと(頂点カラーによる)マスキング操作
(リピートテクスチャの)マルチテクスチャマッピングとますくテクスチャのsoftimage プッシュペイント機能・操作に当たりますが、