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  • ゲームクリエイター科

小学生からの質問に答えます・2013冬

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ゲームの志村です、考えてみると久しぶりです。

一旦、公開して読まれた方も結構いらっしゃいますが、「小学生じゃ読めない漢字あるかも」という指摘があったので、一部、修正しています。あとは、これをご覧になってる方々はネットに繋がってるわけですから、色々、調べてみると面白いですよ!

さてさて、またまた小学生からの職業に関する質問がきました。
ちなみに、これまでのを載せておきます。

またまた同じような質問ではありますが、同じ疑問を持つ人が居るならば役に立つので、載せます。

Q1 なぜこの仕事をしようと思ったのですか

「この仕事」が学生の卒業してからの仕事であるゲーム開発とすると、作りたいゲームがあったから、という理由がはじめは多いです。就いてからはまた別の世界が拡がることでしょう。

Q2 ゲームカセットを作るのに、どのくらいのお金がかかりますか

最近はカセットとはあまり呼びませんが、コンシューマゲーム機(家庭用のゲーム機)に用いる市販のソフトとします。ゲームソフトの中身は別に開発するのですが、大体の予算は数億円です。売られているパッケージとしての商品を工場で作ってもらうお金は、ROM本体で大体、売っている値段の15%くらいです。計算してみましょう。

Q3 ゲームカセットには何個ぐらいのパーツが使われていますか

工場の人しか分からないです、確かめたければバラバラにするしかありません。電子部品は何を「部品」として見立てるかでも変わります。もともとはバラバラだったものを一つにまとめて、生産しやすくすることで安くていきます。同じ形でも中身が変わることもあります。

Q4 この仕事をしていて、大変なことは何ですか

プレイすることは、作ることは全く違います。作ること自体が楽しめる人は、それがや りがいになる面が在りますが、一番大きいのは、プレイしてもらう事に対 しての喜びです。ゲームは音楽や映画と同じくエンターテインメントです、いろいろな人に遊んで喜んでもらう事が目的です。そうした立場になるのがクリエイ ターであると理解している必要があります。
また、エンターテインメントであるが故、正しい答えを誰も知らないものを作ることになります。自由があるところが、面白い面と大変な面を作り出しています。

Q5 ゲームはどうやって作られているのですか

工程を追うと以下になります。

  1. 企画を立てる:企画書を作り承認
  2. 設定(ゲームの中の世界や人物の決まり事)、仕様(画面の大きさや操作方法)を作る
  3. 上記を元にプログラマやグラフィック、サウンドが部品を作る
  4. 合わせてデバッグ(不具合がないかテストし、直す)

制作では、職種それぞれで仕事が違います。誰もが好き勝手に作っている訳ではありません。その世界にふさわしいキャラクタの絵や文字、動き方や戦闘が必要です。チームで作るのが大事です。

Q6 ゲームを作っているときはどんな気持ちですが

ある面では大変ですが、思ったように作れると面白い面もあります。

Q7 ゲームが完成した時の気持ちは

やっと終わった、と思う気持ちが大きいでしょう。そして、どれくらい売れるのか、感想はどうかなどが気になるでしょう。また、人によってはもっと作りたい部分があった、と思うことは多いです。予算がもう少しあれば出来たのに、と考える部分もあるでしょう。ですが、これは商品として提供するので、プレイヤーが満足する事が出来れば要らない部分かもしれません。そうした中、制作するのです。

Q8 この仕事をしていて、うれしいと感じるのはどんなときですか。

プレイヤーに提供して遊んでもらい、その感想が良かった時でしょう。これを目的にしているのですから当然です。

Q9 ゲームクリエイターになるには、どのような知識が必要ですか

細かい話は、実際のゲーム開発企業の求人を見るのが早いです。クリエイター職は前出の職種毎で募集されています。たとえば、バンダイナムコゲームスのQ&A。
http://www.bandainamcogames.co.jp/job/grad/faq/
これ以外の企業も、多く在りますから調べてみて下さい。
求められるのは、基礎的な能力と応用力、それを円滑にすすめるコミュニケーション能力、というところです。
小学生や中学生のみなさんに言いたいことは、
今、学校で勉強していることは全て、無駄になりません!ということです。

ゲームは現実世界の何かを切り出して異世界を創り出しています。全くの異世界では、誰にも理解できないし面白くありません。例えば気持ち悪い「見た こともない」モンスター、というキャラクターを創るとします。それは、見たことが無い生物だとしても、「気持ち悪さ」を表現するには、現実世界にある「気 持ち悪さ」が必要です。舞台を動かすには算数や数学、物理が必要です。現実世界の法則に合わせるから、プレイヤーは理解できるし面白い、それがあって現実 にないものを取り込むから面白いのです。

という感じでありますが、如何だったでしょうか?
で、また同じようなあとがきになってしまいます。

今回の質問は、以前に載せてるものもあり、事前に情報をインターネットで調べることも重要です。

また、本当のゲーム業界の企業へ問い合わせたほうが、もっと沢山の情報がきけて良いと思います。こうした質問をこれまで沢山、頂いてきています。これでゲーム業界を目指す人が増えて業界が好くなったら良いという願いで、答えています。そして、自分で行動して行く人を、業界は求めていま す。

学校の授業課題だからやるのではなくて、ゲームについて知りたい人は、もっと手段を考えて情報を得られますし、実際に中学程度の学力があれば、ネットで 手に入る情報とツールで、ゲームは作ることができます。そこまでやる人はわずかでしょうけど、業界に入れる人もわずかです、そうしたやる気が有る人を求める業界です。

先ずは、作って欲しいです、小学生でもゲームっぽいソフトは作れますよ。


で、いくつか見つけたのを紹介します。

実際に調べると、小学生向けのプログラミング塾なんかも在って、実践的に役立つ情報教育が盛んになりつつあるのが分かります。こうした情報を使って、自分なりの行動を踏み出すと楽しいですね。
今の小学生はネットで検索することやYoutubeなどを観ることは簡単にできています、教えていないのに出来ている面があります。保護者の方々や小学校の先生方も、それに合わせたことが必要となってきています。Facebookの創始者のような成功を勝ち取れる子供に育てたい、という願いもあるようですね。そうした対応に関するご相談は、色々とお話しできる面もあります。このブログをご覧になっている大人の方々で気になる話があれば、コメントで残すなどして下さい。

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