新しい年を迎えて初めての「茶道の時間」は「初釜の茶会」を行いました。今年はばら組を茶室にしつらえました。けやき組、ぽぷら組のこども達がそろって紅い毛氈の上に座るとまるでお雛様のようでした。

　こども達が活けたお花も飾り、茶室は一足早い春の雰囲気に包まれました。
今日のお茶会の亭主は昌子先生。お点前は奈都未先生。半東は貴子先生。水屋は瑞穂先生です。
正客は充子先生。次客は智子先生。そしてこども達全員がお客様です。
昌子先生が「天上大風」のお軸の話、結び柳と椿のお花、打出の小槌の香合等のお話をわかり易くしてくださいました。

　奈都未先生が干支の牛が描かれたお茶碗、こまの棗、「無事」の銘がついたお茶杓を使っておいしいお茶を点ててくださいました。今日のお点前は「米棚の総飾り」です。全てのお道具を飾ることができるお点前です。こども達も真剣に見つめていました。

　こども達はたくさんの福が来るように「大福茶」をいただきました。内側が金と銀に塗られた大きな「嶋台」というお茶碗でいただきました。こども達には大きくて持つのが少し大変そうでした。

「少し遠慮して飲んだよ」という子もいれば、「しあわせがいっぱい来るようにたくさん飲んだ」という子もいました。

お茶会の後、お道具を飾っていただき近くで拝見しました。今年も健康で元気な一年生になれますようにという先生方の願い、伝わったでしょうか？