歯科衛生科3年生授業 既製冠を使用した暫間被覆冠作成

2019/11/21


暫間被覆冠とは本物のかぶせ物が出来上がってくるまでの、仮のかぶせ物として歯に装着しておくものです。

これは審美的な面や噛み合わせの維持、他の歯が移動してこないようにするなど、いろいろな目的があって作成されます。

あくまでも仮なのでプラスチックのような材料で、これを作成するのも歯科衛生士の仕事の1つです。

今回は既製冠を使用して作成しました。

既製冠はいろいろな大きさの歯があらかじめ作られていて、その中から合いそうな歯を選んで作ります。

前歯の作成をします。始めに歯に合いそうかどうか入れてみます。

ぶつかる部分を削ります。

サイズが合うとこのようにぴったり収まります。

中にレジンを盛り、歯に圧接していきます。

取り外したら印を付けて余分な部分を削ります。

噛み合わせは咬合紙という赤い紙で確認していきます。

強く当たっているいる部分が赤くなるため、その部分を調整していきます。

最終的にこのように仕上がります。

仮歯の期間はそれほど長期にはなりませんが、患者さんが不便にならないよう、キレイかつ実用的なものを作成できるよう練習しています。