こども科 「1年生はじめての見学観察実習」

2015/11/20


先日、こども科の1年生が仙台市の児童養護施設、「ラ・サール・ホーム」に見学観察実習にうかがいました。

今回が初めての「校外実習」ということもあり、勉強してきたことを復習したり、服装や身だしなみの再確認をしたり、失礼のないようにしっかり準備しました。

当日は、小春日和の心地良い空と風の天候でしたが、それを感じる余裕もないくらい1年生は緊張感でドキドキが止まらなかったそうです。真剣だから、ドキドキするんですよ。その調子で!!

最初に、施設内の環境整備を行いました。なんと言っても安全で衛生な環境を保つことが第一です。

それに加えて、なぜその場所が汚れるのか?を想像することで、施設で暮らす子ども達の「生活」を思い浮かべることにもつながります。

残った跡から考えるなんて、どこか探偵みたいですね。でも、そのイメージを「質問」で確かめたり、「実際の姿」で確かめたりすることが、長期間の実習では大切なのです。

続いて、地域開放交流室というお部屋で、大塚園長先生から「施設が生活の場であること」「生活スキルと社会人スキルを高める重要性」「地域交流の取り組み」などについてお話しいただきました。

さらに小野寺先生からは、幼児の日課に沿って「先生方がなさっているお仕事の内容」「子ども達の姿」、「子どもと関わる中で工夫なさっていること」「保育者としてのやりがい」などをうかがいました。ご紹介いただいたエピソードに、そばで聞いていたこども科の教員も感動で目がうるうると…

学生からの質問にも答えてくださり、先生方ありがとうございました。

SONY DSC

そして、施設内の見学です。体育館、心理療法室、食堂、寝室、洗濯脱衣室、幼児室などを見せていただきました。

SONY DSC

SONY DSC

「子ども達が暮らしているまさに現場」の連続に、「おー!」という声が次々に上がりました。

学校で習っていた「言葉の説明」に「自分が見た実感」が加わりましたね。これこそまさに勉強です。

施設の先生方、お忙しい中、見学観察実習を受け入れてくださりありがとうございました。

こども科1年生の皆さん、この貴重な経験を100%自分の力にしていきましょう!!