フクロモモンガ(ت)

2021/12/03


今日は「フクロモモンガ」について久しぶりに書いていきます。

氷点下の中、素足で焚火に当たってたら両スネをやけどしました、飼育管理科のまなぶです(ت)

ここ数年、エキゾチックアニマル界で最も普及したといっても過言ではないフクロモモンガ。15年ほど前までは、専門店などでしか見かけることのなかった珍しい種でしたが、近年では繁殖方法が確立されて市場に出回る機会も多く、一般的なペットショップやホームセンターでも購入できるようになりました。

また、個体数の増加に伴い、価格帯が落ち着いてきたことも普及の追い風になったと考えられいます。数年前と比較しても、フクロモモンガを飼育している学生が増えてきていることを私も実感しています。

そんなフクロモモンガの魅力を伝えるならば「見た目の愛くるしさと、人によく懐く性格」ではないでしょうか。

フクモモ(フクロモモンガは、愛好家のみなさんから「フクモモ」と呼ばれてかわいがられています)は本来警戒心が強く、臆病な性格の生き物ではあります。しかし、人に対して恐怖心を抱かせないよう、小さい頃から優しく接していれば、ケージを開けた瞬間大好きな飼い主さんに抱きついてきてくれる、そんなとてもかわいらしい行動を目にすることもできます。

さて、フクロモモンガは、見た目の特徴からリスなどと同じネズミの仲間だと思われがちですが、実は有袋類に分類されます。

有袋類といえば思い浮かぶのがコアラやカンガルー。これら有袋類の代表種と同じように、メスのおなかには育児嚢(いくじのう)という袋があり、子どもを産んで袋の中で赤ちゃんを育てます。

(☝育児嚢から出たベビーがおかあさんの背中に抱き着いています)

世界にはフクロモモンガの他にも何種かの“モモンガ”と呼ばれる種が存在しますが、その多くは「げっ歯目」というネズミの仲間に分類されます。

フクロモモンガは有袋類でありながらその見た目の特徴から“モモンガ”という名が付けられたといわれております。

モモンガの最大の特徴は、両脇にある飛膜と呼ばれる器官です。木と木の間を滑空するのに使われ、野生の場合、最大で約50mも滑空することもあるそうです。

たまに「空を飛ぶ」と勘違いされている方がいますが、あくまで滑空であり、飛翔しているわけではありません。英名の「Sugar glider(シュガーグライダー)は「甘いものが好きな滑空者」という意味です。

野生のフクロモモンガは昆虫食傾向が強い雑食性の動物です。他にも甘い樹液や樹脂、花蜜、花粉、果物、種子類などの植物性のものも食べていることが確認されています。

学校では累代繁殖に成功していますので、写真のフクモモさんは全て学校の子たちです。

とってもめんこいフクロモモンガ、興味の有る方は飼育管理科の小動物実習室に見にきてください(ت)

ってことで本日のベストショット【採る人は人は撮られる人】

食い入るようにゲンゴロウの水槽を見つめている菅野Tの様子です笑

ではでは

今年もさっそく豪雪地帯に遊びに行ってきましたー

飼育管理科でした(ت)