2.プロジェクションマッピング入門~理論・制作手順・機材~





1.プロジェクションマッピングの基礎理論
立体の面(3Dジオメトリ)の映像を投影する際の問題と技法を、下のサイトで簡潔に紹介してあります。Webの翻訳サービスの日本語訳でほとんど問題なく翻訳されると思います。一読ください。
3Dジオメトリに投影する方法 How To Project On 3D Geometry 3D (ビジュアルプログラミング環境のvvvvのサイト)

2.プロジェクションマッピング映像の制作手順入門
1)投影する立体が単純な形状の場合、パフォーマンスの現場で実際に投影しながら映像を作成することもできます。
プロジェクションマッピング

プロジェクションマッピング

2)しかし、投影する立体が複雑な形状の場合や映像の構成が複雑な場合は、本番同様の機材配置でアタリを取り、スタジオに戻って何日もかけて制作-何度かの現場合わせーの末に本番を迎える手順となるでしょう
プリウスα CM 「メイキング」

プリウスα CM 「メイキング」

プリウスα CM 「メイキング」

Ralph Lauren 4D – Behind The Scenes

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3.機材
1)ハードウエア
・pc
パフォーマンスの現場でリアルタイムに3D計算をさせるので、一言でいうと「ゲームマシン」の性能が必要です。OSはMacならos 10.6以降、WindowsならVista以降、メモリ1GB以上の3Dグラフィックカード搭載のもの、というところでしょう。詳細は使用するアプリケーションの動作要件を調べたりテスト運用して、きっちり動作させましょう。ちなみに超高価な専用商用ハードも存在します。
・ビデオ機器
ビデオプロジェクター:必須ですね。どれだけのパフォーマンスを行う現場の規模に合わせて明るさや台数などを決めなければなりませんが、入門的制作には1台をどんな機種でもOKでしょう。
拡張グラフィックカード:プロジェクターを1台だけ使う場合でも、PCはPCのモニタとプロジェクターへの出力の2系統の出力を同時に行う必要があります。この状態で表示がスムーズでなければ、便利な外付け拡張グラフィックカード(Matrox DualHead2Goなど)がありますので、それを使ってパフォーマンスを上げる必要があるかもしれません。
またプロジェクターを複数台使うパフォーマンスの場合でも、基本的にはコントロールPCは1台で行うのがいいと思いますから、このときも外付け拡張グラフィックカードなどを使用して、複数プロジェクターに対応することになります。
カメラ機器:実写を自分で撮影するなら、スティルカメラ、ビデオカメラも必要となります。携帯・スマフォの撮影機能かなり使えると思いますので、試してみましょう。
2)ソフトウエア
・リアルタイムビデオマッピングスイッチングソフト
商用ソフト 様々あるようですが、個人で購入できそうな有償ソフトならば、
Mac用:MadMapper(マッピングアプリ 299ユーロ)、modul8(生成・スイッチングアプリ 4~5万円)、ArKaos(Win版もある生成・スイッチングアプリ 37900円~)
Windows用:
・無償ソフト
VPT(Mac・Windows用マッピング・スイッチングアプリ)
(VPTの動作要件はこちらのページに紹介してあります。)
・映像制作用ソフト
有償ソフト
Adobe AfterEffects 動画の合成・イフェクト・編集用の定番アプリ
Adobe photoshop 2D画像の制作・編集・イフェクトの定番アプリ
AutodeskSoftimage,Maya,3ds Max 3DCGアニメーション制作の定番アプリ
etc
無償ソフト
photoshopに代わって、GIMPなど
Softimageに代わって、Blenderなど