仙台駅冠水って、、、  志田

2016/09/09


こんにちは。志田です。
いやいや、昨夜の雨はすごかったですね。
特に、仙台駅前は大変なことになっていましたね。

実は、3年前の2013年も同じことがありました。

それにしても水害は怖いですね。
でも、冠水、洪水、浸水とか、よくニュースで報道されていますが、
そもそもこれらの言葉の違いってなんなんでしょうか?

今朝のニュースで、仙台駅冠水という言葉を耳にしましたが、
みなさんはこの言葉をどのように理解していますか?

確認してみよう!!

まずは「冠水」について

よく、川沿いの看板に「雨天時は冠水に注意」なんて表示を見かけます。
冠水とは、元々田畑や作物が水をかぶることを指します。
「冠」という字を使用しているのは、
「冠=かぶるもの」から来ているそうです。
(現在では、作物以外にも道路が水に浸かった場合にも使われます。)
・・・ん? あれ・・・?
水に浸かるのなら「浸水」じゃないの???
ってなりますよね。

 そこで、「冠水」「浸水」の違いを調べてみました。

「浸水」を辞書で調べてみると、
「水に浸かること、水が入り込むこと」って出てきます。
なるほど、家が水に浸かった場合は
「床上浸水」「床下浸水」という言葉をよく聞きますよね。

では、この2つの言葉の違いは、何なの?

答えは、「何が水に浸かるのか?」っていうこと。
比較すると
冠水田畑や作物、道路が水に浸かる場合。
(普段は水のない土地が水に浸ること。)

浸水家や駐車場、車が水に浸かる場合。
が水に浸ること。)

このように使い分けます。

でも、これらの冠水・浸水は、
洪水によって生じた氾濫による被害の表現ですが、

じゃあ、
「洪水」氾濫」の違いは
「水没」「冠水・浸水」の違いは?

ってなりますよね。

せっかくなので調べてみました。まとめると、こんな感じです。

洪水:大雨や雪解け水により河川の水量が増加することで河川が氾濫すること。

氾濫:河川の水があふれ出ること。

冠水:田畑や作物、道路が水に浸かる場合。
(普段は水のない土地が水に浸ること。)

浸水:家や駐車場、車が水に浸かる場合。
が水に浸ること。)

水没:地上にあったものが水によって沈んで隠れてしまうこと。

ってことは、
「仙台駅冠水」って表現は、間違ってませんか? 

正しくは
「仙台駅内の通路が冠水」
または
「仙台駅が浸水」

これが正解だと思いますが、どうですか?

この記事を書いた人

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